すっかり秋めいてきました

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こんにちは。
院長の阿部哲夫です。

長かった節電の夏もようやく終りがみえてきました。被災地の復興はまだまだと聞きますが、とりあえず夏の電力使用のピークも乗り越えほっとしているところです。以前に我が家の節電方法を御紹介しましたが、7月も8月も前年と比べて40%以上の節電を達成しました。これをみると、これまでいかに電力を無駄に使ってきたのかとあきれるほどです。こうして節電しても生活の不便はそれほどではなかったですし、やればできるのだとむしろ気分的には爽快感すら感じています。

最近、私事ですが、CPAPを使いはじめました。CPAPとは聞きなれない言葉だと思いますが、睡眠時無呼吸の治療法のひとつです。睡眠時無呼吸とは睡眠中に呼吸が断続的に止まってしまうという病気です。これは睡眠時に気道の緊張が緩み、空気の通り道をふさいでしまうことで呼吸が止まってしまうものです。いびきはその前兆で、重症化すると無呼吸になります。私も軽度の無呼吸があることが、携帯型睡眠時無呼吸検査装置(スマートウオッチ)による検査でわかりました。このために、今月に入ってからCPAPを使ってみることにしました。

実際使用してみると、これが実にいいのです。眠るときにマスクをして眠るのでわずらわしいのではと思ったのですが、睡眠が深くなるために全く気になりません。いままで中途覚醒があり、何回かトイレにおきていたのですが、途中1回トイレに行くだけで全く夢も見ませんし実に快眠です。深酒をしても、二日酔いが避けられますし、なによりも朝起きたときの爽快感が違います。これまでは、深酒をすると翌日残ってしまいさすがに歳を感じていたのですが、どうも肝機能のせいではなく呼吸機能の低下でアルコールの代謝が落ちていたようなのです。振り返ってみると、飲酒時にはいびきもひどく無呼吸も悪化していました。このためか、一時飲酒量が減っていたのですが、また調子に乗って飲酒量が少し増えてしまっています(これでは、CPAPをつかっても何もなりませんね)。アルコールは、筋弛緩作用があるので、それで気道の筋肉の緊張が緩んでしまい、気道を圧迫し、無呼吸が悪化するのでしょう。こうした状態の検査のため、当院では携帯型睡眠時無呼吸検査装置の導入とCPAPによる治療の導入を決めました。睡眠時無呼吸は太っている30歳以上の方、首の太い方、あごの小さい方などがなりやすいといわれています。内田先生によると、30歳から60歳の男性で24%、女性でも6%の方が、この睡眠時無呼吸を有しているというデーターがあるそうです。

睡眠時無呼吸の弊害は、第一には昼間の眠気です。それ以外にも、高血圧や心筋梗塞、不整脈、突然死などがあり、長期的には脳の機能低下やうつ状態を引き起こす可能性も言われています。ですから、意外と怖い病気なのです。十分に寝ているのに昼間の眠気を感じる、いびきがひどいなどの自覚症状のある方には、なにやら宣伝めいてきましたが、是非検査をお勧めしたいと思います。来月には、検査の機械が導入される予定です。検査希望の方がいらっしゃいましたら、診察時におたずねください。