満身創痍

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こんにちは、院長の阿部哲夫です。

5月のゴールデンウイークも終わり、気温も上がってきました。GW中は天候も良く、気分も晴れ晴れとしておりましたが、これから梅雨に入ると気温や日照も変化が大きくどうしても鬱々としてしまいます。天候や気圧に気分が左右されることは、良く知られた事実です。皆さんも、これは経験的に実感していることだと思います。こうして考えると、これからの季節はうつ病を患っている方にとっては、一つの試練です。どうしても天候のせいもあって欝に傾きやすくなるので、生活のペースを崩さないようにするとか、疲労を蓄積しないとか、いつも以上に慎重になる必要が出てきます。

話は変わりますが、先日突然に歩行が不自由になってしまいました。ある朝起きた時から急にアキレス腱の辺りが痛みだし、歩行のたびに激痛が走るようになってしまいました。痛みは3日間持続しその間は、杖を使わないといけないほどでした。整形外科を受診し、友人の内科医にも相談しました。痛風という人もいれば、痛風ではなく特発性の炎症だと言う人もいて、未だ結論は出ていません。幸い痛みは数日で治まったため、今は普通に歩けますし、好きなテニスも再開できています。

しかし、この経験はとても貴重なものでした。まず、運動時、ちょっとアキレス腱に痛みが走るだけで、歩行がかなり困難となることでした。もちろん走れませんし、階段の昇降も非常に苦痛でした。わずか10分歩くのも、苦行です。移動にこれだけの苦痛が伴うと外出もしたくなくなります。松葉杖を使えば、こうした苦痛はかなり軽減されたと思いますが、そこまでするほど長期間にならなかったので傘をつえ代わりにして歩いていました。

それだけなら良かったのですが、痛み止めにもらった薬でアレルギーまで起こしてしまいました。典型的な症状で、全身の蕁麻疹と熱感と痒みでした。これも、以前に経験のない痒みで、はじめて抗アレルギー剤をのみました。抗アレルギー剤の眠気も手伝ってその日は1日寝込んでしまいました。これも、ふだんアレルギー体質の方はこんなに苦しいのかと、再認識しました。

わずか3、4日の経験でしたが、これが何ヶ月何年と続いていたら、きっとうつ状態になっていたと思います。やはり、健康は失って初めてその貴重さを知るものと改めて実感しました。当院を受診されるかたがたも、こうした健康を失った状態で受診されており、その大変さのもとのわずかな断片を経験することが出来た貴重な経験でした。痛みが去ったからと、こうした思いを忘れないようにしっかりと健康管理していきたいと思っています。

しかし、痛みが去り運動しようとした矢先に一昨日の朝から、突然の腰痛です。再び歩くのも困難になってしまいました。数日前には元気にテニスをやれたにもかかわらずです。(尚、座っての診療には何の支障もないので御安心ください)。またこれからの数日は腰痛との戦いとなりそうです。日ごろからもっと、腰痛体操をするなど予防をしておけばと後悔しているところです。

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