ささやかな計画

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こんにちは、院長の阿部哲夫です。

今年も明けたと思ったら、もう4月です。今年は、サクラが咲いても寒い日が続きますね。皆さんは、もう花見には行かれたのでしょうか?先日、谷中墓地で花を見にいきましたが、そこで気がついたのですは、外国人が多いことでした。聞けば、どうも外国には日本のような花見の習慣は無いとのことです。

しかし、この花見という習慣は、いつ頃から始まったのでしょう?ウィキペディアで調べてみると、サクラの花見は平安時代からあったようです。しかし、この頃は貴族の習慣であり、また鎌倉室町時代となっても武家の習慣であったようです。花見が庶民の楽しみとなったのは、徳川吉宗の時代からで吉宗は特に花見を奨励し、庶民に広まったとの事です。娯楽の少ない江戸の庶民にとっては、花見は一大イベントだったでしょうね。そういえば、王子の飛鳥山の桜も吉宗が植林したことが始まりと聞いたことがあります。

谷中霊園を散歩して気がついたのですが、谷中霊園からもスカイツリーが見えるのです。江戸時代からある墓地での花見と平成の最新のタワーとの組み合わせは、対比的でなかなか風情のあるものでした。

最近の私の興味は、運動と精神状態の関連です。運動療法がうつ病に効くといった報告はたくさんの知見があるのですが、その反対のデーターもあり、未だ定説にはなっていません。しかし、運動をした後のすがすがしさは、例えようのない快感をもたらすことがあります。その一方で、運動をやりすぎてしまいぐったりとして不快になることもあります。要は、適当な時に適当量の運動をすることが大事なのだと思います。

この仮説を証明するために、適当に運動することを実践して、自分の精神状態がどうなるか実験しようと思っています。例によって、3日坊主な私ですからいかに適当に運動をするか、いろいろ思案しています。去年は自転車に毎朝小一時間のっていましたが、寒さとともに挫折してしまいました。挫折の原因は、河川敷まで行く往復の問題でした。往復40分間は車道を車と一緒に走らなくてはいけなかったのです。これが結構危険で、初心者の私には余り楽しくなかったのです。往復40分かけて、わずか20分の楽しみのために河川敷まで行くことが辛くなったのです。

また、自宅とクリニックの往復をランニングするということも試してみました。約1kmなのでたいした距離ではないのですが、やはり余り景色も見慣れたもので楽しくはありませんでした。

今試そうと思っていることは、荒川河川敷までは車で行って、そこから自転車あるいはジョギングすることです。車なら河川敷まで片道は7~8分ですし、車道を走るという苦痛はないはずです。さすがの3日坊主の私でも継続できるのではと期待しています。河川敷に着けば、広々とした景色が広がりそこでなら運動できそうです。果たして、この作戦によって運動療法を継続できているか?また6月にでも報告したいと思います。この運動で、毎年少し体調不良になる梅雨時を乗り切れるか実験したいと思っています。そう思って車のエンジンをかけたら、しばらく乗っていなかったせいか、いきなりバッテリーが上がっていました。私のささやかな計画は、どうも前途多難なようです。

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