早くも2月ですね。

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こんにちは、院長の阿部哲夫です。
年が明けたと思ったらもう2月です。雪が降るかと思えば、春を思わせる日もあって気候が安定しません。しかし、徐々に春に近づいている実感もあり、本格的寒さもあと1ヶ月くらいかと思うと、少し気分は明るくなります。

今の話題はなんと言っても、バンクーバー冬季オリンピックですね。上村選手は、残念でしたがそれでも世界で4位ですから本当に立派な成績です。しかし、それでも期待に添えなかったという思いは在るのでしょうか、インタビューでも周囲を気にしている発言があったように思います。

しかし、何で普段特にスキーをやっているわけでもないのに、国民はオリンピックとなると急に愛国主義者となるのでしょうか?そのためにここの選手が日の丸を背負っているといった発言が在ることも不思議です。たしかに、同じ日本人として有能な選手がいることは鼻が高いのですが、同じ日本人だからといって自分が努力もしていないのに同一視するのは何故なのかいつも考えます。上村選手はたしかに国の強化費を使っているには違いありませんが、それでもあれだけの才能のある選手なのですから国から援助をもらっても当然です。これだけ国民が熱狂して応援する楽しみを与えてくれているのですから1億2億はもらってもいいでしょう。どこかの横綱に功労金を弾むよりは、個人的には彼女に渡したいですね。

話はそれましたが、やはり国を愛するというのは人間の中に組み込まれた自然な感情なのでしょう。家族や地域社会そして国と自分が所属する集団を愛して、そのために自分も貢献しようとする。こうした心性は万国共通なのでしょう。アメリカのような多民族国家でも、愛国心は強調され美徳とされます。日本は不幸な歴史もあって、愛国心というと戦前の偏った教育を連想し、偏見でみられることもありますが、健全な愛国心は決して悪いことではないと思います。家族や友人や地域を愛する延長線上で愛国心が芽生え、オリンピックで日の丸を振って応援することは健全なのではないでしょうか?しかし、余りにも熱狂するあまりに敵を憎むようになるのはいかがなものでしょう。フェアプレーで全力を尽し戦った結果なのですから、勝利者にも敗者にも同じように賞賛を送りたいものです。

しかし、多くの選手はこの4年にたった一度のオリンピックを目標に、毎日ものすごいトレーニングを積み重ねてきているのだと思います。身近にこうしたアスリートがいないので想像なのですが、おそらく毎日ほとんどの時間をこのことに集中し訓練しているのでしょう。テニスのためにちょっとしたランニングや筋トレすらしようとしない私からすれば信じられない努力です。日本人だけではなく全ての出場選手が、怪我なく悔いのない戦いをして、4年間の努力の結果を発揮できるように祈るばかりです。オリンピックを見ていると様々なドラマがあり色々考えさせられます。これもまた、勝負だけではなくオリンピック観戦の楽しみだと思います。皆さんはオリンピックを見て何を感じそして考えましたか?

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