認知行動療法

Q. 認知行動療法ってなに?

ひとは誰でも感じ方や考え方に「くせ」を持っています。
何かのできごとが起きたときや誰かに何かを言われたとき、話をしたり行動をしたりしようとするときなど「ものごとを認識する」場面では、だいたい誰でも自分の「くせ」が働いています。
「くせ」が自分にとっても周囲にとってもプラスの方向に働いており、適切に認識できているときは特に問題にはなりませんが、それがマイナスの方向に働いてしまっているとき、わたしたちは不安やいらいら、もどかしさや落ち込みなどを感じ、心に負担となるストレスを抱いてしまいます。
ストレスが多くなると「くせ」はどんどん悪いほうへ変化してしまい、ますます、適切に「ものごとを認識する」ことが困難になっていってしまうのです。

そこで、「ものごとを認識する」ときの自分の「くせ」を知り、それをコントロールしていく方法を学んでストレスを減らしていこう、とするのが、認知行動療法です。

Q. 具体的にはどんなことをするの?

認知行動療法では、まず、自分自身の考え方の特徴やパターン、意識の偏りなどを確認していきます。
頭のなかに自然と浮かんでくる考えである「自動思考」にも着目し、よくない「くせ」はどんなものか、どうしたらよいとらえ方ができるようになるかを、自分ひとりではなく他者と考えを共有しながら検討していき、少しずつ「くせ」の修正をします。
いま現在起きている問題は何か、どのようなものか、自分の置かれている状況はどうか……それらを自分自身で適切に認識し、対処していけるようにすることが目的です。

また、感じ方や考え方だけでなく、毎日の行動も振り返って見直していきます。考え方同様、行動にも特徴やパターンがあります。
毎日決まってやっていること、いまやるべきこと・やらなくてはならないこと、自分が望んでやりたいと思えることを整理し、順序立てて行動していくことで、行動の健全化と活性化を図ります。考え方と行動とは密接にリンクしているので、考え方が整ってきて行動が修正されてくることも、行動が活発になって考え方がまとまってくることもあるのです。
そのため、行動の振り返りと実行も認知行動療法における重要な点のひとつとなっています。

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